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スペイン旅行記-グラナダ-

◆グラナダ

  華麗なイスラム文化と質実なカトリック文化が交じり合う古都。
 
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  大聖堂の近くにて。
  まずはお散歩。カレーの匂い?と思ったらスパイス屋さん。
 なんともいえない雰囲気を醸し出しています。

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 大聖堂。イスラム寺院の跡地に建てられた大聖堂は、
  当初ゴシック様式として建てられ始めましたがその後ルネッサンス様式の建物となり、
  17世紀に手がけられたファサード部分はバロック様式となっています。
  スペイン南部でもっとも立派なキリスト教建築の一つ。

  グラナダはマドリッドに比べてかなり暑く、水を片時も手放せません・・・

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  広場で売られていたオリーブの木の盆栽。
  盆栽はもう、世界共通。スペインのデパートEl Corte Inglesにも
  "Bonsai"コーナーが作られていました。

  ちょっと、欲しくなりました。

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  ランチはもちろんバルにて。(こっそり撮ったのでボケてます)
  このバルは観光客が来ないのか、英語がほとんど通じず。
  カウンターでは一人で一杯やりに来ているオジサマ、オバサマが多い。(昼ですが)

◆アルハンブラ宮殿
 
 この旅のメインの一つ、アルハンブラ宮殿。
  アルハンブラ宮殿は、イスラム教徒に支配されていたアル・アンダルス時代の
  もっとも重要な文化遺産。アルハンブラとは、アラビア語で"赤い城"という意味。

  ここは、スペインでもっとも観光客が多く訪れる場所ということで、
  一日700人もの観光客が訪れています。入場できる時間も決まっていて、
  私たちのグループは11:30~12:00の間に入場しないといけませんでした。

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  まずはヘネラリフェ庭園から。アラビア語で「建築家の庭園」という意味の
  ヘネラリフェは、夏の間ナスル朝の君主が過ごす別荘としてソルの丘に造られ、
  緑と水があふれています。
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  ただ、今年は異常気象によって花もキレイに咲いていないとか。
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  どうでもいいですが、私たちのガイドさん、
  Richard Hallの下衆ヤバ夫(アンタッチャブル山崎)にそっくり・・・
  英語が非常にわかりにくく、時々つまらないギャグを飛ばしてくれました。
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  アラヤネスの中庭。イスラム建築では中庭を軸として建物を配置しています。
  このアラヤネスの中庭には大きな池があり、池の左右には君主の4人の正妻が
  暮らしたコマレス宮の各部屋が配置されています。
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  奥に見える庭が、ライオンの中庭。12頭のライオンに支えられた噴水があります。
  現在は修復工事のためライオンは撤去され、
  噴水は囲われてその場で作業が行われています。
  ライオンはカルロス5世宮殿にある美術館で実物を見ることが出来ます。
  また、中庭の噴水は、この王宮のどの出入り口からも出すことが出来ないそう。

  ライオンの中庭を囲んでいるのは124本の細い柱。柱のアーチや天井に見られる
  鍾乳石飾り、化粧漆喰や石膏細工の飾りはアンダルシアにおけるイスラム芸術の
  最高傑作と賞賛されているそう。

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  アルハンブラ宮殿から見た、アルバイシン地区。
  アルバイシンは、アンダルシアらしい風情を残している地区。
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  アルカサバ(城塞)。アルハンブラ宮殿の敷地内では最も古い部分。
  高い城壁に周りを囲まれている内部にはかつての軍事スペースや
  練兵場跡が残っています。
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  ベラの塔より。グラナダ市内を見晴らすことが出来ます。
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  イベリア半島南部に広がるシエラ・ネバダ山脈を遠くに見ることが出来ます。

  景色はもちろん、アルハンブラ宮殿の素晴らしさは、写真では伝えられません。
  ワシントン・アーヴィングが著書"アルハンブラ物語"でその美と歴史的価値を
  再発掘しているそうですが(読んでいません・・・)一度、読まなければ。

  アルハンブラ宮殿周辺には、いくつかの素敵なパラドールもあります。
  パラドールとは、歴史的に価値の高い建築物を保存管理するために運営されている
  国営のホテル(高いです)。雰囲気を味わってどっぷりつかるためにも、
  パラドールに一泊するのも良いかも・・・
by petit-squirrel | 2007-07-09 07:01 | ◆Travel
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